ピエンロー鍋の醍醐味は、食卓での食べ方にあります。鍋の中には一切の塩分が入っていないため、取り分けた各自の器の中で味を完成させます。
まず、自分の取り皿に粗塩を一掴みと一味唐辛子を好みの量で入れます。そこに熱々のスープを注ぎ、箸で軽く溶かしてから、白菜や肉、春雨を絡めて口へと運びます。各自がその日の体調や好みに合わせて塩加減をミリ単位で調整できるため、最後の一口まで食べ飽きることがありません。
そして、具材を食べ終えた後に待っているのが極上の締め雑炊です。白菜の甘み、肉の脂、椎茸の出汁、ごま油のコクが凝縮された残りのスープにご飯を投入します。軽く塩で味を調え、溶き卵を回し入れれば、あらゆる鍋の締めを凌駕する濃厚で優しい雑炊が完成します。