「煎茶ではなく、あえてフルーティーな浅煎りコーヒーに生菓子を合わせる」。そんな刺激的なペアリングを提案する店舗が、いま圧倒的な支持を集めている。
金沢は京都、松江と並ぶ日本三大菓子処の一つだ。老舗和菓子店の職人と新進気鋭のバリスタがタッグを組み、上生菓子の繊細な甘みとエスプレッソの酸味が口の中で響き合うメニューが誕生した。たとえば、あんこのしっとりとした甘さにエチオピア産ウォッシュドの華やかなフローラル香を重ねる。口に含んだ瞬間、和と洋の境界線が見事に消え去る。伝統をただ守るのではなく、自由にアップデートする金沢らしさがここにある。