リビングの収納力を増やそうとソファの裏側に棚を設置したものの、かえって居心地が悪くなってしまったという事例は少なくありません。ネット上やインテリア相談の現場で寄せられる失敗談を分析すると、後悔の原因は主に3つの共通点に集約されます。
第1の原因は、「背もたれの高さを超える大型家具の配置」です。座面の後ろから棚の上部が大きく突き出ると、部屋に入った瞬間に視界が遮られ、実際の畳数よりも部屋全体が2割ほど狭く感じられます。第2の原因は「通路幅の圧迫」です。棚を置いたことでソファとダイニング、あるいは壁との距離が50cm以下になり、カニ歩きを強いられたり掃除機が通りにくくなったりして日常のストレスが増大します。
そして見落とされがちな第3の原因が、「収納物の乱雑さによる視覚ノイズ」です。背の低い棚であっても、背表紙の色がバラバラな本や日用品がむき出しになっていると、リビング全体の統一感が一気に崩れてしまいます。部屋を広く見せるためには、単に家具を置くのではなく、高さ・奥行き・見せ方の計算が欠かせません。