空前のロケ地巡りブームの背景には、大手動画配信プラットフォームでの再脚光がある。近年の配信環境の充実により、NetflixやU-NEXTといったグローバル配信サービスにおいて、往年の名作韓流コンテンツが4Kリマスター版として相次いで展開された。手に汗握るスパイ・アクションの傑作として名高い本作が再び手軽に視聴可能となったことで、往年のファンのみならずZ世代を中心とした新規視聴者層が急速に広がっている。
さらに、海外の旅行専門チャンネルが制作したトラベル・ドキュメンタリー番組でもこの地がフィーチャーされた。主演のイ・ビョンホン氏が劇中で魅せたシリアスな演技と、京都の豊かな自然風景が織りなすギャップは、海外の映像ファンにも強い衝撃を与えている。画面越しに眺めたロケ地へ実際に足を運び、劇中の名シーンを追体験したいという熱量が、国境を超えて再燃しているのだ。