神社に到着して驚かされるのが、他に類を見ないユニークな参拝作法だ。拝殿に入ると、天井から壁に至るまで隙間なく名刺が刺し込まれている。これは全国から訪れた経営者や自営業者が、「自らの事業の発展を神様にお誓いし、顔を覚えていただく」ために名刺を挟んでいく風習だ。自分の名刺を社殿の壁の隙間や金網に挟み込むことで、神様との強固なご縁を結ぶとされる。
さらに独特なのが、お供え物だ。境内の売店では、ローソク、お酒(清酒)、そしてパックに入った「生卵」が参拝セットとして販売されている。なぜ生卵なのか。それは、高龍大神のお使いである白蛇が大好物としているのが生卵だからだ。参拝者は売店でこのセットを購入し、手水で清めたあと、神前に生卵とお酒をお供えして祈りを捧げる。こうした具体的かつ生活に密着した祈りの形こそが、遠方から多くの人々を引き寄せる理由になっている。