石田彰の代表作は、世代を超えて日本アニメの金字塔となった作品ばかりです。それぞれのキャラクターが持つ陰影や複雑な内面を、類まれな表現力で見事に描き出してきました。
代表的なキャラクターとして真っ先に挙げられるのが、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの渚カヲルです。わずかな登場シーンでありながら観客に強烈なインパクトを残し、石田彰の代名詞となりました。
さらに近年では、『鬼滅の刃』において十二鬼月・上弦の参である猗窩座(あかざ)を怪演。強さを追い求める冷酷さと、その奥底に眠る悲哀を見事に表現し、劇場版およびテレビアニメで再び世界中のファンを震撼させました。
このほかにも『銀魂』の桂小太郎、『NARUTO -ナルト-』の我愛羅、『スレイヤーズ』のゼロス、『昭和元禄落語心中』の有楽亭八雲など、コミカルからシリアス、伝統芸能を題材にした重厚な人間ドラマまで、演じた役柄の幅広さは他の追随を許しません。