日本のテレビドラマは今、国際市場でかつてない評価を獲得しつつある。テレビ朝日が手掛ける高品質なサスペンスや医療ドラマ、人間ドラマは、アジア圏にとどまらず欧米市場でも評価を高めている。自社IPの海外翻案(リメイク)権の販売や、海外制作会社との国際共同製作プロジェクトが次々と立ち上がっている現状は、従来の国内完結型ビジネスからの完全な脱却を意味する。
名物コンテンツである『相棒』シリーズのように、長年愛されてきた強力なキャラクターIPを基軸に据えつつ、最新技術を投じた次世代型ドラマの開発を進めるバランス感覚。国内外の視聴者を魅了するコンテンツの創出こそが、今後の同社の成長余力を決定づける。配信市場での勝敗が地上波の価値をも引き上げる時代において、その打てる手は極めて戦略的だ。