どれほど時間をかけて牡蠣を焼いていても、集団感染が起きてしまう現場があります。その背景にあるのが、調理器具や手指を介したクロスコンタミネーション(二次汚染)です。
特にカキ小屋であたる確率やバーベキューでの牡蠣による感染リスクが高まるパターンには、明確な共通項が存在します。
- トングや箸の混用:生の牡蠣を網に乗せたトングで、焼き上がった牡蠣を取り分けたり口に運んだりする。
- 殻の破片や汁の付着:殻を触った素手で他の食材や食器を触る。
- 焼き汁の飛散:強火で加熱した際に弾け飛んだ生の汁が、周囲のタレや焼き上がった料理に混入する。
ノロウイルスはごくわずか10〜100個程度のウイルス粒子が口に入るだけで感染が成立します。牡蠣そのものの加熱だけでなく、生牡蠣に触れた器具を口に入れない工夫が欠かせません。