長年にわたり東京ヤクルトスワローズの主力として「ブンブン丸」の愛称で親しまれ、指導者としても異彩を放ってきた池山隆寛。プロ野球の第一線で戦い続けてきた彼がなぜ今、カメラの裏側に立つのか。その理由は、勝負の世界で培ったリアルなドラマを偽りなく世に伝えたいという強い衝動にあった。
球場という密室空間で繰り広げられる人間模様、勝利の歓喜と敗北の苦悩。これまで数多くの映画作品が描いてきたスポーツの裏側だが、本物の勝負師が描く景色は次元が違う。スポーツドラマの概念を塗り替えるべく動き出したこの試みは、企画段階から各方面で異例の注目を集めていた。