北海道の北西に浮かぶ火山島、利尻島。周囲約63キロの小さな島に、全国から熱狂的なラーメンファンが集結する。数あるご当地ラーメンの中でも、「日本一食べるのがハードルが高い」と評される理由は何だろうか。
最大の要因は、地理的なアクセスと店舗の営業時間だ。本土の稚内港からフェリーで約1時間40分。さらに店舗の営業時間は昼のわずか2時間半から3時間程度という限定的なもの。天候によってはフェリーが欠航することもあり、まさに運と計画性が試される離島観光グルメの最高峰なのだ。
昨今、外食・フードビジネス業界では地方創生やプレミアムな食体験が注目されているが、この島の一杯はその究極の成功例と言える。移動の労力すらも調味料に変えてしまう圧倒的なブランド力がここにはある。