この前代未聞のコンセプトを生み出したのは、プロデューサーの竹原良弥氏だ。従来の接客業が追い求めてきた「丁寧なホスピタリティ」の飽和をいち早く見抜き、あえて真逆の極論へと振ることで全く新しいコンセプトレストランの形を提示した。
さらに、その世界観を現場で完璧に体現するのが、看板スタッフとしても知られるテンリ氏だ。彼の切れ味鋭い突っ込みと、どこか憎めない愛嬌のあるキャラクターが、悪口と笑顔が交錯する奇跡的なバランスを支えている。ただ不機嫌なだけでは成り立たない。一線を越えないギリギリのラインで見せる接客の技術は、もはや職人芸の域に達している。