毎朝8時の放送直後、Twitter(現X)のトレンド欄を「#半分白目」「#半分青絵」といったハッシュタグが埋め尽くす異例の事態が続きました。視聴者が『半分、青い。』に対して「ひどい」「つまらない」とフラストレーションを爆発させた背景には、従来の朝ドラの王道フォーマットをことごとく破壊した脚本構成があります。
従来の朝ドラヒロインといえば、困難に直面しても健気に前を向き、周囲への気配りを忘れない聖人君子タイプが定番でした。しかし本作のヒロイン・楡野鈴愛(にれの すずめ)は、感情の起伏が激しく、思い通りにならないと他人に八つ当たりし、平気で残酷な言葉を放つ極めて生々しい人間として描かれました。
朝の忙しい時間帯に爽やかな感動を求めていた視聴者にとって、予測不能でストレスフルな展開の連続は「観ていて疲れる」「不愉快」という強い反発を生む引き金となったのです。