イスタンブールを訪れる日本人旅行者にとって、現地でのトラブル回避は最優先事項だ。世界遺産「イスタンブール歴史地区」の中核であるアヤソフィア周辺では、入場ルールの複雑化を突いた悪質な非公式ガイドやスリが後を絶たない。「並ばずに入れる」と声をかけてくる客引きは、高額な手数料を要求する詐欺の手口であるため警戒が必要だ。
国際観光・旅行産業の動向を見ても、急激な通貨変動と観光インフレの影響で現地価格は常に変動している。チケット購入時は公式のクレジットカード決済窓口を利用し、スマートフォンと充電器、有線またはBluetoothイヤホンを必ず持参して専用アプリでの音声解説に備えることが推奨される。
見学のベストタイミングは、団体ツアー客が押し寄せる前の早朝か、西日が差し込む夕刻の礼拝直前の時間帯だ。足元には滑りやすい古代の大理石階段が続くため、歩きやすい靴の着用が欠かせない。肌の露出を避けるストールを1枚バッグに忍ばせておくだけで、入場時の無駄なトラブルを回避できる。