日本の化粧品産業において、独自の地位を築き上げてきた株式会社井田ラボラトリーズの基幹ブランド「CANMAKE」。かつてはティーン向けのプチプラという印象が強かったものの、近年のフォーミュラ改良は目覚ましく、美容業界の最前線にいるメイクアップアーティストたちをも唸らせている。
特筆すべきは、しっとりとしたオイル配合率の絶妙さだ。プチプラ特有のパサつきを抑え、まぶたに吸い付くように密着するテクスチャーは、重ねても濁らないシアーな透明感を生み出している。プチプラとデパコスの境界線が完全に崩壊した今、必要なのはブランドのネームバリューではなく、ツールと技術を正しく掛け合わせる知識である。