数年前までの小田原といえば、小田原城周辺の歴史観光や海鮮丼、老舗の蒲鉾や和食が食の主役だった。しかし、近年の移住ブームと多国籍コミュニティの熟成が、この街の食の景観を劇的に書き換えた。特にベトナム出身の才能ある料理人たちが相模湾の食材の豊富さに着目し、次々と本格的な店舗をオープンさせたことが直接の火付け役となっている。
都心から新幹線でわずか30分強という抜群のアクセス性能も相まって、絶品のエスニックを求めて小田原に降り立つ旅行者が急増。歴史ある日本の風景と、活気あふれる東南アジアのストリートフードが交差する独特の街並みは、SNSでも「首都圏で最もエキゾチックな新名所」として一気に爆発的な拡散を見せた。