タイ語の文字や文法を完全に習得していなくても、発声時の3つの身体的アプローチを意識するだけで、驚くほど現地で通じるようになります。
まず意識すべきは「カオ」の抑揚です。ため息をつきながら「はぁ」と声を落とす感覚に近いトーンで、高い音から低い音へと滑り台を滑り降りるように「カー(高)オ(低)」と発音します。この最初の音の落差を作るだけで、タイ人の耳には即座に「米・ご飯」の音節として認識されます。
続く「マン」は、音の高さを変えずに平らなメロディラインを維持します。そして最後の「ガイ」は、喉元を軽く締めて低いトーンでボソッと置くように短く発声します。「ガイ」と強く濁らせるのではなく、「カ」と「ガ」の間の音を息を漏らさずに発音するのが最大のコツです。
音程の高低差を手で上下に動かしながらリズムを取って練習すると、身体感覚として声調が定着しやすくなります。