スクリーンの中で躍動するおじさんたちの姿は、最高の教材だ。ロバート・デ・ニーロが好演した映画『マイ・インターン』を観た人は多いだろう。彼が演じるシニア・インターンのベンは、まさに理想的な「gentleman」であり、若者たちから人生の先輩として慕われる「father figure(父親のような存在)」だ。劇中の英会話フレーズには、若者世代と落ち着いた大人が心を通わせるための配慮に満ちた表現が溢れている。
一方で、英国俳優コリン・ファースが演じるような、背筋の伸びたエレガントな英国紳士のおじさま像は「dapper gent」と表現される。Netflixなどの動画配信サービスで海外ドラマを観賞していると、こうした多様な男性像を描く表現が日常的に使われていることに気づくだろう。文脈によって「guy」「folks」「sir」を使い分ける描写は、字幕以上のリアルな感情の揺れを教えてくれる。