エネルギー革命によって石炭産業が衰退の途をたどった際、多くの炭鉱企業が廃業に追い込まれた。しかし、麻生家は鮮やかな事業転換を果たした。その中核となったのが、建設・セメント産業への進出と、医療・教育事業への再編である。
現在、グループの中核を担う株式会社麻生を中心に、麻生グループは数十社におよぶ関連企業を傘下に収める。病院経営や専門学校の運営、IT、不動産開発など、地域のインフラと生活に密着した事業を幅広く展開。時代の変化にしなやかに対応しながら収益構造を多角化したことが、100年以上にわたって富を維持・拡大できた最大の要因と言える。