きょうだいが多い家庭にとって、病気の伝播は最大の脅威だ。一人がインフルエンザや感染性胃腸炎にかかれば、瞬く間に家全体へ広がるリスクと背中合わせになる。辻家においても、過去に何度もこのドミノ倒しのような感染拡大に見舞われてきた。
消毒の徹底、タオルの分別、隔離部屋の確保といった基本的な感染対策を講じつつも、完全に防ぎきれない現実。看病する側である親自身が体調を崩しそうになりながら、次々と熱を出す子どもたちの世話を焼く過酷な状況は、多子世帯の壮絶さを物語る。こうした限界状態での奮闘記は、同じ多人数育児に奮闘する家庭から絶大な支持を得ている。