スポーツベッティングが世界的に合法化・拡大を広げた結果、最も懸念されていた闇がアスリートを呑み込みつつある。試合結果への関与やインサイダー情報の提供は、スポーツの根幹である「公平性」を直接脅かす悪徳行為だ。主要リーグや統括団体は、疑惑が浮上した時点で猶予なく無期限のペナルティを科す事例を相次いで打ち出している。
かつては「1シーズン分の休止」で済んでいたケースも、現在では「永久追放」に匹敵する極刑が課される場面が増えた。莫大な年俸を得ているトッププレイヤーであっても、裏のネットワークと一度接点を持てば、二度とコートやピッチに立てなくなる。市場規模が数兆円に達した現代スポーツにおいて、不正に対する慈悲は一切用意されていない。