数年前までのトレンドを象徴していたチューリップモチーフやくすみカラーのアクリル小物。それらは一変した。2026年の韓国デザインシーンを支配しているのは、無骨なコンクリートと柔らかな陶器を組み合わせた異素材ミックスや、直線と曲線が不規則に交差するオブジェのようなプロダクトだ。
住まいを単なる「生活の場」ではなく、「ギャラリーのような自己表現空間」と捉える層が増えたことが背景にある。実用性を備えつつも、ただそこに置いてあるだけで部屋の空気をガラリと変えてしまう存在感。ミニマリズムの先にある「温かい静寂(Warm Minimalism)」を表現するアイテムが、今の世界的な潮流と完全に合致している。