異変が最も顕著に表面化したのは、イタリアの名門ACミランへ移籍した2014年前後のことだ。日本人として伝統の背番号10を背負い、世界中の注目が集中する中で、彼の顔つきや首元に明らかな変化が生じた。試合後の取材や会見でカメラが捉えた首元の傷痕に、メディアやファンは即座に反応した。
当時、ACミランでのプレーには計り知れない精神的・肉体的プレッシャーがかかっていた。過密日程と過酷な要求に晒される中で、首元の切開痕が確認されたことから「甲状腺の摘出手術を受けたのではないか」という推測が急速に広まった。プレッシャーと病魔という二重の負荷を背負いながら、ピッチ上で結果を求められる環境は、想像を絶するものだったに違いない。