「治安が良いとされる北摂だが、実際の通学路の危険性はどうなのか」。この点について、現地の道路環境と地域保護者への取材から見えてきたリアルな検証結果をお伝えします。
まず治安面に関しては、大阪府内でもトップクラスに犯罪発生率が低いエリアであり、凶悪犯罪や不審者情報の件数は極めて限定的です。豊中市が推進する防犯カメラの設置網に加え、東泉丘校区ではPTAの旗振り当番や「青色防犯パトロール」が熱心に巡回を行っています。夕方の帰宅時間帯でも犬の散歩やジョギングをする住民の目が常にあり、犯罪を抑止する自然な「地域の目」が機能しています。
しかし、取材を通して浮き彫りになった明確な懸念材料が「校区特有の高低差と坂道」、そして「一部の狭隘道路」です。東泉丘エリアは千里丘陵の尾根と谷に位置するため、場所によっては傾斜の急な坂道や階段が存在します。児童が重いランドセルや絵の具セット、タブレットを抱えて登下校する際、低学年のうちは体力を消耗しやすいという現実があります。
さらに、古くからの住宅地と新興のマンション群が混在しているため、幹線道路を一歩入ると歩道と車道の区別が曖昧な生活道路が残っています。朝の通勤時間帯には抜け道としてスピードを出す一般車両も見受けられるため、学校側でも登下校ルートの安全指導を徹底しています。転居を検討する際は、物件から学校までのルートを平日朝の登校時間帯に実際に歩いて確認することが不可欠です。