リモコンが完全に沈黙してしまい、部屋の温度が限界に達している場合は、迷わずエアコン本体の応急運転ボタンを使用してください。リモコンを介さず、本体側のハードウェアスイッチから直接エアコンを強制起動させる機能です。
応急運転ボタンの配置場所はメーカーや機種により異なりますが、主に以下の位置に設置されています。
前面パネル(吸い込みグリル)を両手で持ち上げて開いた右側下部、あるいは本体右下の露出部分に「応急運転」「自動」「運転/停止」と書かれた小さなボタンがあります。これを1回押すだけで、室温に応じた自動運転(24〜25℃前後の冷房または暖房)がスタートします。長押しすると業者用の「強制冷房モード(テスト運転)」に入ってしまう機種があるため、「カチッと1回だけ短押し」するのが鉄則です。
本体のボタンを押しても無反応な場合は、エアコン内部の制御マイコンが一時的なサージ電流や通信エラーでフリーズしている可能性があります。この状態を打破する最終手段がエアコンのブレーカーリセット手順です。
電源プラグをコンセントから抜くか、分電盤のエアコン専用ブレーカーを「OFF」にします。そのまま最低3分〜5分間放置し、内部基板に溜まった残留電荷を完全に放電させます。その後、再び電源プラグを差し込む(またはブレーカーをONにする)と、マイコンがクリーンな状態で再起動し、受信部やルーバーの自己診断が走って復旧することが多々あります。