この画期的な菌株の歴史は、1933年にまで遡る。千葉医科大学(現・千葉大学医学部)の宮入近治博士が腐敗度の高い土壌およびヒトの腸内から発見・分離したことから、学名「C. butyricum MIYAIRI 588株(宮入菌)」と名付けられた。
宮入菌の最大の特徴は、自らの周囲に「芽胞(がほう)」というシェルターのような極めて強固な殻を形成する点にある。この芽胞構造のおかげで、強力な胃酸や胆汁酸に曝されても死滅することなく、生きたまま大腸に到達できる。
この歴史的な発見を受け、ミヤリサン製薬株式会社が研究・開発を精力的に進め、医療現場へと製品を届ける体制を確立した。今日に至るまで、その品質と有効性は確固たるものとして日本の医療を支え続けている。