本来、国語辞書や文化庁が公表している「敬語の指針」などの公的資料において、「了解」という言葉そのものに目上に対する無礼な意味合いは含まれていない。「事情を理解して認め許可する」という原義はあるものの、単に「分かりました」の意味で使われてきた歴史があるからだ。
言葉の本来の成り立ちから言えば、「了解」に丁寧の助動詞「しました」をつけた「了解しました」は、文法的に決して間違いではない。文化庁の指針においても特定単語を一律に禁じるような記述はなく、過度な言葉狩りに対する警鐘すら鳴らされている。それにもかかわらず、なぜこれほどまでに禁忌扱いされるようになったのだろうか。