日本の朝を彩ってきた連続テレビ小説の歴史の中で、際立った数字を残した名作たちは今も語り継がれている。かつてNHK総合テレビジョンで放送された作品群が記録した視聴率は、現在のテレビ業界では考えられないほど圧巻の領域に達していた。
歴代の単話最高視聴率ランキングを振り返ると、トップに君臨するのは言わずと知れた金字塔だ。昭和58年(1983年)に放送された作品をはじめ、上位には日本のドラマ史に刻まれる大ヒット作がズラリと並ぶ。集計を担当してきた株式会社ビデオリサーチのデータは、当時の人々がいかに同じ番組を共有し、共に心を揺さぶられていたかを雄弁に物語っている。
昭和の怪物的な数字はもちろん、平成から令和にかけても、時代に合わせたアプローチで視聴者の心を掴む作品が定期的に誕生してきた。単に数字が高いだけでなく、作品が社会現象となり、登場人物の生き様が国民的な議論を呼ぶ現象こそが、この枠ならではの醍醐味である。