酸素系漂白剤を使って靴の黒ずみや皮脂汚れを分解するには、活性酸素を効率的に放出させる環境作りが欠かせません。水を使ってつけ置きしても酸化反応が十分に起きず、十分な洗浄効果は得られません。
漂白効果を極限まで高める靴の酸素系漂白剤におけるお湯の適正温度は40℃〜50℃です。この温度帯で過炭酸ナトリウムは最も活発に酸素の泡を発生させ、繊維の奥深くに詰まった皮脂汚れや色素を強力に浮き上がらせます。逆に60℃を超える熱湯を使うと、酸素が一気に揮発して効果が長続きしないばかりか、スニーカーのソールを固定する接着剤が熱で溶解・剥離する重大な破損事故につながります。
また、靴の酸素系漂白剤のつけ置き時間は30分〜最長2時間が最適なリミットです。「長く浸ければ浸けるほど綺麗になる」と思い込み、一晩中放置するのは絶対に避けてください。2時間を超えると漂白成分の酸化反応はほぼ終息し、一度剥がれた汚れが再び繊維に吸着する「再汚染」や、生地の脆化、色落ち・変色の原因を引き起こすリスクが高まります。