「姫島」という美しい地名には、日本の古代神話にまで遡る深い歴史と由緒が存在します。『古事記』や『日本書紀』の伝承によると、新羅(古代朝鮮半島)の王子のもとを逃れ、難波の地に渡ってきた阿加流比売神(アカルヒメノミコト)が身を寄せた島が、現在の姫島の起源とされています。
そのアカルヒメを主祭神として祀るのが、駅から徒歩約6分の場所に鎮座する「姫嶋神社(通称:やりなおし神社)」です。夫の元を離れて新たな地で新しい生活を切り拓いた女神のストーリーから、現在では「再出発の神社」「決断と出発のパワースポット」として全国から参拝者が訪れる名所となっています。
境内には、帆立貝の絵馬に願いを託して碑の穴を通す「断ち玉・はじまりの碑」などユニークな願掛けがあり、人生の転機や新しい挑戦を控えた人々を後押しする場所として親しまれています。歴史ある神社の清々しい空気感は、下町の街並みに凛とした風情を与えています。