タコス巡りを楽しむ上で、意外と見落としがちなのが「メキシカン(本場メキシコ式)」と「Tex-Mex(テキサス風アメリカン)」の決定的な違いです。この違いを理解していないと、ネットの評判を鵜呑みにして「思っていたのと違う」というミスマッチを起こしかねません。
主な誤解のポイントは以下の2点です。
- 誤解1:タコスはすべてパリパリしたハードシェルである
黄色いU字型のハードシェルはアメリカで商業化されたTex-Mexスタイルです。メキシコ伝統のタコスは、トウモロコシの粉を練って焼いたしっとり柔らかいソフトコーントルティーヤが基本です。中目黒の本場志向店で提供されるのは後者であり、トウモロコシ本来の豊かな穀物臭を味わうのが醍醐味です。 - 誤解2:タコスはどこでもボリューム満点の主食になる
本場の屋台スタイルのタコスは直径10〜12cm前後の小ぶりなサイズが一般的です。成人男性であれば4〜5ピース食べてちょうど良い満腹感になる設計のため、1ピース500円前後のタコスを複数頼むと、一般的な定食ランチよりも予算が高め(1,500円〜2,000円程度)になる傾向があります。がっつり炭水化物を満たしたい場合は、ブリトーやファヒータのセットを選択するのが合理的です。