観光客が最も気に掛けるポイントの一つが、箱根大涌谷の現在の様子と火山の活動状況です。気象庁が発表する火山警戒レベルの最新データによると、箱根山(大涌谷周辺)は「レベル1(活火山であることに留意)」を維持しています。突発的な活動活発化が起きていない限り、ロープウェイ駅周辺や主要な展望デッキ、商業施設エリアは通常どおり散策可能です。
かつて2015年や2019年に一時的な警戒レベル引き上げに伴う全面立ち入り禁止措置が取られた記憶から、「今も閉鎖されているのではないか」と誤認する声が一部で見受けられます。しかし、現地は国内外からの観光客で賑わいを取り戻しており、眼前に広がるダイナミックな谷底の噴気活動を間近で観察することができます。
ただし、完全に自由な散策が許されているわけではありません。箱根大涌谷の立ち入り規制の理由は、地熱地帯特有の突発的な噴気や、高濃度の火山性ガスが滞留しやすい地形的リスクを回避するためです。かつて自由に歩くことができた「大涌谷自然研究路」は、安全管理の観点から長らく自由進入が禁止されており、現在は専任ガイドが同行する事前予約制の「大涌谷引率入場オンライン予約」を通じてのみ足を踏み入れることができます。ヘルメットを着用し、ガス濃度測定器を携帯したガイドとともに歩くこのツアーは、安全を確保しながら地球の鼓動を体感できる貴重な機会として高い評価を集めています。