Q1:なぜ犬用のスポット薬を猫に使ってはいけないのですか?
A1:犬用製品には、猫用よりも圧倒的に高濃度のペルメトリンやピレスロイド系化合物が含まれています。犬には無害な濃度であっても、猫が吸収すると致死的な急性神経中毒を引き起こします。「体重に合わせて少量だけ垂らす」という行為も極めて危険であり、絶対に混用してはなりません。
Q2:フォースガードを塗った場所の毛が抜けたり白くなったりしたのはなぜですか?
A2:溶媒(アルコール等)や有効成分に対する局所的な接触皮膚炎、あるいは一過性の毛包障害が考えられます。放置すると炎症が悪化したり自家損傷(掻きむしり)を起こす可能性があるため、直ちにぬるま湯で洗い流し、皮膚科診療に対応した獣医師にご相談ください。
Q3:完全室内飼いの猫でも動物病院の駆虫薬は必要ですか?
A3:必要です。ノミやマダニは飼い主の衣服や靴底、網戸の隙間から室内に侵入します。特に近年は人間にも感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの人獣共通感染症が問題視されており、室内飼育であっても安全性の高い病院処方薬による定期的な通年予防が推奨されています。
Q4:薬を滴下したあと、どのくらいの時間監視していれば安心ですか?
A4:液剤が完全に乾き、皮膚へ浸透するまで最低でも約2〜4時間はエリザベスカラー等を用いてグルーミングを物理的に防ぐ必要があります。また、神経症状などの急性副作用は投与後数十分〜24時間以内に発現することが多いため、塗布当日は半日以上様子を観察できる時間帯に投与してください。