自律の精神を象徴する学校行事として名高いのが、半世紀近くの歴史を持つサタデープログラムである。単なる学校主催の講義ではない。年に2回開催されるこの大イベントは、企画立案から講師の選定、出演交渉、当日の運営に至るまで、すべて生徒実行委員会の手によって行われる。
ノーベル賞学者やトップ起業家、文化人やジャーナリストなど、生徒たちが「いま本当に話を聞きたい」と熱望する超一流の人物へ直接オファーをかける。アポイントの電話一本から予算配分、安全対策まで中高生が自らプロジェクトを回す経験は、教科書上の勉強では得られない圧倒的な社会性と実行力を養う。生の知性に触れた感動が好奇心に火をつけ、受験という枠組みを超えた学びへの情熱へと昇華していく。