近年、キシモト商店のあげパンが入手困難を極めている理由は、手作業による生産上限と爆発的な需要のギャップにある。1日に揚げられるパンの数には物理的な限界がある一方、SNSやメディアでの拡散により需要は右肩上がりに増え続けている。
開店時間は朝8時台だが、人気の日には10時台、遅くとも正午を迎える前には「完売」の札が掲げられることも珍しくない。一人で10個、20個とまとめ買いしていく常連客やツアー客も多く、店頭に並んだ瞬間にトレイが空になる。
Google マップの混雑情報やリアルタイムの投稿を見ても、午前中の早い段階で完売を知らせる口コミが散見される。ふらりと昼過ぎに立ち寄って購入できる確率は極めて低く、確実な事前リサーチなしでは幻の味に終わってしまうのが現状だ。