京都市が進める観光客の分散化施策により、一部の有名エリアに集中していた観光客の流動が左京区方面へと広がりを見せている。その波はもちろん、このエリアにも到達している。
「静かな学生街だった雰囲気が変わりつつあるのは確かです」と、近隣で長年暮らす女性は明かす。市バスの混雑や生活道路への人の流入など、地域住民の生活環境に対する課題は決してゼロではない。
しかし、単なる過熱化に悩まされる他の地域とは異なり、ここには「文化的な受け皿」が存在する。地域自治会と学生、そして出店者たちが連携し、マナー啓発や環境保全を積極的に実施。観光客を単なる消費の対象ではなく、一時的な「街の構成員」として迎え入れる模索が続いている。