トリミング後に愛猫の姿を見て「かわいそうなことをしてしまった」と飼い主が後悔を抱く最大の要因は、カット直後から現れる猫の急激な行動変化にあります。
ライオンカットを終えて帰宅した猫が、部屋の隅やベッドの下に何日も閉じこもり、ごはんを食べなくなったり、粗相を始めたりするケースは珍しくありません。これは「自分の毛並みや匂いが激変した違和感」と「トリミング中に受けた強い拘束ストレス」による一時的な抑うつ状態です。中には、丸刈りにされた皮膚の感覚過敏から自分の体を過剰に舐め壊してしまう個体も存在します。
さらに、同居猫がいる多頭飼育環境では、トリミングサロン特有の薬剤臭や外見の変化によって仲間と認識されず、激しい威嚇や喧嘩に発展する「非認知性攻撃行動」が引き起こされるリスクもあります。「可愛い姿を写真に残したかった」という人間のエゴで施術を受けさせた結果、愛猫が心身ともに傷つく姿を目の当たりにして落ち込む飼い主が続出しているのが現場のリアルです。