なすの力強い風味を受け止めるには、なめらかでコクのあるベシャメルソースが欠かせない。洋食の基本でありながらダマになりやすいホワイトソースだが、プロが推奨する黄金比を守れば失敗なく仕上がる。
基準となる黄金比は「バター30g:薄力粉30g:牛乳300ml」。同量のバターと粉を弱火でじっくり炒め、粉っぽさを完全に飛ばしてから、温めた牛乳を数回に分けて加える。ここでナツメグをひと振りするのが味をプロ級に引き上げる隠し味だ。
この濃厚なソースが、香ばしく焼かれたなすの果肉にしっかりと絡みつく。オーブンの中でグツグツと煮立ち、焦げ目のついたチーズと一体化する瞬間、家庭のキッチンは一流レストランの香りに包まれる。