島木譲二さんが公の舞台から姿を消したのは、2011年1月のことでした。当初は「体調不良による一時的な休養」と発表されていましたが、その背景には進行性の慢性的な肝疾患という深刻な病状が隠されていました。
肝機能の低下に伴い、島木さんは長期にわたる通院治療を余儀なくされます。病状の悪化とともに人工透析治療を導入することとなり、週に複数回、数時間を拘束される過酷な透析を受けながら、自宅と病院を往復する日々が続きました。
かつてリングや舞台で鍛え上げた頑強な身体は、長年の闘病と透析によって徐々に体力を奪われていきました。それでも島木さんは決して弱音を吐かず、「もう一度NGK(なんばグランド花月)の舞台に立つんや」という強い一心で、自宅での歩行訓練や筋力維持などのリハビリに懸命に励んでいました。復帰にかける執念は、周囲の医療関係者や家族の胸を強く打つものでした。