パクリ疑惑の筆頭として真っ先に名が挙がるのが、昭和を代表する巨匠・眉村卓によるSF短編「不思議な小冊子」だ。同作の作中に登場するのは、そこに名前と死因を書き込むと、指定された人物が実際に命を落とすという不可解なノート。このプロットを耳にした誰もが、思わず息を呑むはずだ。
名前を書かれた人間が死亡するという核となるルールの合致に加え、所有者がそのノートの力を実験的に試すシーンまで描写されている。単なる「偶然の一致」で片付けるにはあまりに符号しすぎていると、ファンやネットコミュニティの間で長年激しい論争が巻き起こってきた背景には、この作品の存在があった。