かつて週に何本ものゴールデンタイム番組を抱え、毒舌と鋭い批評で日本中を沸かせたビートたけしですが、テレビ出演の頻度は大きく変化しました。特に大きな転機となったのが、13年半にわたり土曜夜の顔を務めた『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)からの勇退です。当時、本人が番組内で語った「生放送の深夜帯は体力的にもきつい。映画や小説の執筆など、残された時間で自分のやりたいことに集中したい」という率直な告白は、視聴者と業界に強い印象を残しました。
この決断を皮切りに、レギュラー出演番組の整理が進んだことで、ネット上では「事実上の芸能界引退ではないか」「認知症や重病で現場に立てないのでは」といった極端な噂が飛び交う事態となりました。しかし、芸能デスクやテレビ制作関係者の取材を進めると、事態は全く異なる様相を呈しています。
「現在のたけしさんは、仕事を干されたわけでも、健康を害して動けないわけでもありません。自らの意志で『消費されるテレビタレント』としての役割を縮小し、純粋な『創作者』としての時間を確保するために仕事を厳選しているのです。80歳を手前に控え、人生の残り時間から逆算した極めて合理的なスケジューリングを行っています」(キー局編成担当者)
現在も長寿冠番組である『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)への出演を継続しており、時折見せる鋭い政治風刺やスタジオの空気を一変させる切れ味は健在です。テレビから完全に身を引いたのではなく、身体のバイオリズムに合わせたペース配分へ意図的に舵を切ったのが露出減の真相です。