スクリーンで見せるキレのある殺陣と力強い肉体。その圧倒的なパフォーマンスの裏側で、若山さんは長年にわたり持病との過酷な戦いを続けていた。特に彼を苦しめていたのが重度の糖尿病だった。豪快な性格もあって食事管理には苦労を重ね、血糖値のコントロールは常に難航していたという。
さらに、長年の過酷な撮影スケジュールと不摂生がたたり、心臓への負担も限界に達していた。晩年は入退院を繰り返す時期もあったが、カメラの前に立つと衰えを微塵も感じさせず、鬼気迫る演技を披露した。急性心不全という最期は、表現者として自らの肉体を極限まで酷使し続けた結果でもあった。