2006年の『絶対に笑ってはいけない警察24時』から15年連続で大晦日特番として放送されてきた『ガキ使』シリーズですが、2026年の年末も2年連続で放送見送りという苦渋の決断が下されました。当時、多くの視聴者が「今年こそは復活するのではないか」と期待を寄せていただけに、日本テレビの公式発表は大きな波紋を呼びました。
最大の要因とされているのが、番組制作における環境の変化です。毎年夏場から秋にかけて行われる過密なロケ撮影は、丸24時間にわたりダウンタウン(松本人志・浜田雅功)、月亭方正、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)の5人を拘束し、精神的・肉体的な限界まで追い込む過酷なものでした。メンバーの年齢が50代後半から60代を迎える中で、フィジカル面での負担をいかに軽減するかは現場の喫緊の課題となっていたのです。
さらに、番組の代名詞ともいえる「ケツバット」や過激なリアクション芸に対する世間の視線が厳格化したことも、休止の引き金を引く一因となりました。制作陣としては、クオリティを落としてまで看板企画を継続させるのではなく、一度立ち止まる選択を選ばざるを得なかった背景があります。