かつての麻雀といえば、タバコの煙が充満する雀荘で金銭を賭けるというダーティーなイメージが付きまとっていた。しかし現在、その風景は完全に塗り替えられている。合言葉は「賭けない・吸わない・飲まない」の3原則を掲げる「健康麻雀」だ。
全国のシニア向け健康麻雀教室はどこもキャンセル待ちが出るほどの盛況を見せており、参加者の半数以上を女性が占める教室も珍しくない。自治体が介護予防事業の一環として公式に麻雀教室を誘致・支援するケースも一般的となった。
高齢者にとって健康麻雀がもたらすメリットは、脳機能の維持だけにとどまらない。決まった日時に身支度を整えて外出し、仲間と机を囲むという規則正しい生活リズムの形成そのものが、フレイル(加齢による心身の衰え)の予防に直結している。清潔で明るい環境で安心して知的好奇心を満たせる場として、健康麻雀教室の評判はシニア層とその家族の間で極めて高い評価を得ている。