全国の20代〜60代を対象に実施された最新の意識調査によると、「あなたが思い浮かべるおふくろの味」のランキング結果には、時代を超えた普遍性と現代ならではの傾向がはっきりと表れています。
長年トップ争いを繰り広げてきた王道メニューの中で、2026年の集計において堂々の第1位に輝いたのは「味噌汁」でした。具材の組み合わせや味噌の塩梅に各家庭の個性が最も色濃く反映される点が、圧倒的な支持を集めた理由です。続く第2位には「卵焼き」、第3位に「肉じゃが」、第4位に「豚汁」、第5位に「筑前煮・煮物」がランクインしています。
興味深いのは、お弁当の定番でもある卵焼きの「甘い・しょっぱい論争」です。東日本では砂糖をしっかり効かせた甘い卵焼きが優勢である一方、西日本地域では出汁をたっぷり含ませたしょっぱい出汁巻き卵が主流という地域差は、今なお色濃く残っています。「母親が焼いてくれた少し焦げ目のある甘い卵焼きが、何よりの思い出」と語る人がいる一方で、「甘い卵焼きはおかずにならないと教わって育った」という声もあり、各家庭のルーツを語る上で欠かせない象徴となっています。