桂花陳酒(ケイファチンチュウ/Guìhuā Chénjiǔ)とは、白ワインに咲きたての金木犀の花(中国語で「桂花」)を漬け込み、約3年間にわたりじっくりと熟成(「陳」)させて造られる中国伝統の加香果実酒です。中国茶や漢方の世界で古くから親しまれてきた桂花の上品な香りを、芳醇な熟成ワインにそのまま溶け込ませた贅沢な製法が特徴です。
グラスに注ぐと、琥珀色に輝く美しい液体からアプリコットや熟した桃、そして満開の金木犀を思わせる濃密な甘いアロマが広がります。口当たりは非常になめらかで、濃厚な甘味の奥に白ワイン由来の穏やかな酸味が潜んでおり、デザートワインや貴腐ワインに近いリッチな飲み心地を誇ります。
気になる桂花陳酒のアルコール度数は約15度。一般的な日本の清酒やテーブルワインとほぼ同水準ですが、口当たりが極めて甘くフルーティーなため、アルコールの刺激を感じにくい特徴があります。お酒に強くない方がストレートで飲むと知らず知らずのうちに酔いが回るケースもあるため、後述する割り材を活用するのがスマートな楽しみ方です。