ファーイーストバザールが一般的なオーガニックスイーツ店と一線を画している最大の理由は、「徹底した素材主義と異国情緒の融合」にあります。運営母体である株式会社FAR EASTの取材発表資料やバイヤーの手記によると、彼らは単に既存のオーガニック原料を仕入れるのではなく、世界中の奥地や古代から続く農園へ直接足を運び、自生種や伝統農法で育まれた素材を発掘しています。
第一の強みは、「白砂糖・合成添加物を一切排除した甘味設計」です。甘味料には精製された白砂糖を使わず、カンボジアのパームシュガー(ヤシ花蜜糖)やエジプト・中東原産のデーツ(ナツメヤシの実)を採用しています。これにより、血糖値の急上昇を抑えつつ、深みのある芳醇な甘みとミネラル感を両立させています。
第二に、「シルクロードの文化を追体験できる店舗空間」が挙げられます。ランプが灯るエキゾチックな内装、真鍮製の計量器、色鮮やかにディスプレイされた木の実や果実など、五感すべてで旅情を味わえる仕掛けが施されています。
第三に、「フェアトレードと持続可能な生産背景」です。生産者から適正な価格で直接買い付けるダイレクトトレードを基本としており、エシカル消費を重視する現代の生活者の価値観と深く合致しています。