2026年を迎え、生産界の最大の関心事は「キタサンブラック系の拡大と後継種牡馬の行方」へと移行しています。筆頭後継であるイクイノックスは種牡馬入り直後から超高額の種付け料にもかかわらず国内外の優良牝馬を集めており、2026年には待望の初年度産駒が当歳・1歳市場に登場。セレクトセールを席巻する勢いを見せています。
この血統を馬券やPOG(ペーパーオーナーゲーム)、あるいは一口馬主で評価する際、プロが見定めるべき明確な基準が存在します。
【向いている配合・狙うべき条件】
・母方に欧州系スタミナ(トニービン、サドラーズウェルズ等)を持つ配合:キタサンブラック自身がスピードの持続力を伝えるため、母系から重厚な底力を補完された産駒は大舞台(東京芝2400mや有馬記念)で無類の強さを発揮します。
・LyphardやHaloのクロスを持つ馬:イクイノックス型のリファール刺激配合は、筋肉の硬化を防ぎ、抜群のストライドを生み出す黄金パターンです。
【慎重になるべきパターン・避けるべき条件】
・母系が短距離特化型のアメリカン血統:サクラバクシンオーのスピードが前面に出すぎると、気性が前向きになりすぎて距離の融通性が利かなくなるリスクがあります。
・早期仕上がりを過度に期待する短距離志向:雄大な馬格を受け継ぐ産駒が多いため、2歳春の早い時期よりも、秋以降から古馬にかけて徐々に完成していく成長曲線を描く傾向があります。