まずは意味怖 初心者向けとして定番の意味怖 簡単 短編をクイズ形式で出題します。まずは解説を読まずに、文章のどこに異常な違和感があるかを推理してみてください。
第1問:双子の誕生日パーティー
【問題】
今日は私たち双子の8歳の誕生日。リビングには大きなデコレーションケーキが置かれ、お父さんとお母さんが拍手で祝ってくれた。「おめでとう!さあ、2人で一緒にロウソクの火を吹き消してごらん」。私と妹は顔を見合わせ、せーので息を吹きかけた。家族全員が笑顔に包まれる中、お母さんが優しく私の頭を撫でてくれた。「来年はもっと盛大にお祝いしようね」。
【理由と真相の解説】
意味が分かるとゾッとする話の代表格です。注目すべきは「ケーキの上のロウソク」と「登場人物の描写」です。
双子の8歳の誕生日であれば、本来ケーキに立てるロウソクは合計16本(8本×2人分)、あるいは1つのケーキなら8本です。しかし、母親が頭を撫でたのは「私」だけ。もし妹が本当にその場にいるなら、妹の頭も撫でるか、妹に対する描写があるはずです。
実は、妹はすでに亡くなっており、「私」が妹の存在を幻視しているか、あるいは多重人格で自分の中に妹を作り出している状態を示唆しています。「2人で一緒に吹き消してごらん」と言った両親は、精神を病んだ「私」に話を合わせているにすぎません。
第2問:真夜中のエレベーター
【問題】
残業を終えて深夜2時、自宅マンションのエレベーターに乗った。私の部屋は最上階の14階。ボタンを押して扉が閉まり、上昇していく。8階を通過したあたりで、ふと背後の防犯用鏡を見た。そこには疲れた顔をした自分の姿と、足元に落ちている小さな赤いリボンが映っていた。「誰かの落とし物かな」と思っていると、14階に到着して扉が開いた。私は急いで部屋へ駆け込み、鍵を二重にかけた。
【理由と真相の解説】
意味が分かると怖い話 解説付きとして非常に秀逸なシチュエーションです。
主人公は鏡を見て「足元に落ちているリボン」に気づきました。エレベーターの防犯鏡は通常、天井付近に斜め下向きで設置されています。もしリボンが主人公自身の足元に落ちているなら、下を向くだけで直接視界に入るはずです。
鏡越しでしか見えなかったということは、そのリボンは主人公の真後ろの死角に立っている人物の足元にあった、あるいは主人公の背中に誰かが張り付いていたことを意味します。主人公はその異常に気づいたからこそ、14階に着いた瞬間に部屋へ逃げ込み、二重ロックをかけたのです。
第3問:雨の日のドライブレコーダー
【問題】
土砂降りの夜、車を運転していたら前のトラックが急ブレーキを踏んだ。危うく追突しかけたが、なんとか停車できた。トラックの運転手が降りてきて、青ざめた顔で「すまない、誰かを轢いてしまったかもしれない。確認を手伝ってくれ」と言ってきた。2人でトラックの下や周囲の暗闇をライトで照らして探したが、人影も血痕もどこにもない。「見間違いだったか……お騒がせしました」とトラックは去っていった。翌日、念のため自分のドライブレコーダーを確認した私は、激しい恐怖で震え上がった。
【理由と真相の解説】
意味怖 短い 答え付きの傑作サスペンスです。
トラックの運転手は「誰かを轢いたかもしれない」と言って車外に出てきました。しかし、後続車のドライブレコーダーには「トラックの前に最初から誰も飛び出していない様子」と同時に、「トラックの運転手が最初から誰かを轢くつもりで急停車し、主人公を車外におびき出そうとしていた様子」、あるいは「主人公の車の屋根や後部に何者かが乗り移った瞬間」が鮮明に記録されていたのです。見知らぬ暗闇で無防備に車外へ出た瞬間、主人公はすでに危険な罠の標的になっていました。