物語の舞台は、活気あふれる商店街の一角にある小さなカレー専門店「若草」。母・ゆきと娘・吉が切り盛りするこの店には、日々個性豊かな常連客や近隣の住人たちが集い、様々な事件や相談事が持ち込まれます。
第4シリーズのあらすじの主軸となるのは、カレー屋を巡る商売の苦心、地域コミュニティの助け合い、そして吉と健(石坂浩二)のじれったくも誠実な恋愛模様です。お互いを深く思いやりながらも、家族への責任感や自立心から素直になりきれない二人の距離感は、毎週木曜夜の視聴者を釘付けにしました。
多くのファンが気にする最終回の真相ですが、物語は下町の人々が互いの幸せを祈り合う、心温まる大団円を迎えました。吉と健の関係は明確な結婚式という形式にとらわれず、強い絆で結ばれた二人がそれぞれの歩むべき未来を見つめ直すという、情緒豊かなラストシーンとして描かれています。母親役の山岡久乃が見せる慈愛に満ちた眼差しと、水前寺清子の晴れやかな笑顔が重なるエンディングは、昭和テレビドラマ史屈指の名場面として知られています。