ケルンを語る上で外せない存在が、1974(昭和49)年に誕生した看板商品「チョコッペ」です。半世紀にわたり神戸市民のソウルフードとして君臨し、これまでに販売された累計本数は数千万本に達します。SNSやグルメサイトの口コミ評判でも「神戸に帰省したら必ず食べる」「青春の味」と絶賛されるこのパンには、計算し尽くされた構造美が隠されています。
チョコッペの最大の特徴は、香ばしく焼き上げられたソフトフランスパンに、口溶けの異なる特製ミルクチョコレートクリームがたっぷりとサンドされている点です。ハードすぎず適度な弾力を持つパン生地を噛み締めた瞬間、体温でじんわりと溶け出すチョコレートが口内いっぱいに広がります。この「パンの塩味」と「チョコの濃厚な甘み」のコントラストが、後を引く中毒性を生み出しています。
近年では、姉妹商品である「バタッペ(ピーナッツバター風味クリーム)」や、期間限定のフレーバー展開なども話題を呼び、世代を超えたファン層を拡大し続けています。